ハイクラス求人コーナー
第5回 職種別最新転職事情 金融スペシャリストの転職事情(1)
金融スペシャリストの転職、その現状は。

サブプライムローン問題を発端に揺れている金融業界。しかしその中でも、[en]転職コンサルタントには、日々多数の新規求人が寄せられています。現状の求人市場は、どのようになっているのでしょうか?この時期だからこそ知っておきたい転職市場の現状を、人材紹介会社へのアンケートとインタビューで明らかにしました。(記事作成日:6月1日)

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アンケートで見る、金融スペシャリスト採用の現状
Question1:金融スペシャリストの求人動向について伺います。
1.金融スペシャリストの需給バランスを教えてください。全体:3.6、投資銀行業務(M&A、事業再生等):3.5、資産運用(ファンドマネージャー、アナリスト等):3.4、セールス:3.5、不動産金融:3.5、コンプライアンス・内部監査:4.1
2.昨年に比べて、金融スペシャリストの採用意欲は高まっているでしょうか?全体:3.2、投資銀行業務(M&A、事業再生等):3.3、資産運用(ファンドマネージャー、アナリスト等):2.8、セールス:3.0、不動産金融:2.5、コンプライアンス・内部監査:4.5
その背景は?
業界の外部環境を受け、フロント求人は減少傾向にあるものの、引き続き企業の内部管理体制の強化に伴う採用意欲は旺盛です。 写真
今年になって『サブプライム問題』の影響が、日本の人材マーケットにおいても出始めました。アメリカより半年遅れで、ダウンサイジング・部門縮小・求人の凍結などが起ってきています。2008年は、日本の金融人材市場の変化から目を離せない年になると感じています。個人のキャリア形成にとって、本当に用心が必要な年になると思います。
株式会社アクシアム 代表取締役・キャリアコンサルタント 渡邊光章
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金融専門職については、景気などの外部環境の影響があり、特に外資系企業の採用が若干減ってきている。

Question2:職種別の給与水準を教えてください。
投資銀行業務(M&A、事業再生等)35歳の平均:1280万円(回答のレンジ:1000万円〜2000万円)傾向:上昇50% 横ばい50% 下降0%資産運用(ファンドマネージャー、アナリスト等)35歳の平均:1300万円(回答レンジ:1000万円〜2000万円)傾向:上昇20% 横ばい80% 下降0%セールス35歳の平均:900万円(回答レンジ:800万円〜1200万円)傾向:上昇0% 横ばい100% 下降0%不動産金融35歳の平均:980万円(回答レンジ:900万円〜1000万円)傾向:上昇0% 横ばい80% 下降20%コンプライアンス・内部監査35歳の平均:880万円(回答レンジ:800万円〜1000万円)傾向:上昇50% 横ばい50% 下降0%
給与水準の動向について
一昨年から昨年は、年収の上昇傾向が強く出ていました。しかし今年は、求人数の減少から需給のバランスが変化してきているため、そこまでの上昇傾向は見られないと考えています。 写真
具体的に企業から寄せられているポジションを見てみると、年収幅はまさに「ピンキリ」。金額に上限のないものまであるほどです。職務別の給与の目安・水準というよりも、高い給与を用意できる「企業」とそうでない「企業」に分かれている、ともいえます。
株式会社アクシアム 代表取締役・キャリアコンサルタント 渡邊光章
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需給バランスからは、求職者よりも求人数が多く、引き続き企業が人材を強く求めている環境であることが伺えます。募集時の年収についても、横ばいもしくは、上昇という傾向にあります。企業の募集の過熱感が沈静化してきている印象はあるものの、まだまだ転職可能なタイミングと言えます。しかし一方では、サブプライムローン問題の影響をダイレクトに受け、不動産金融関連、ファンドマネージャー、アナリスト等の資産運用関連の求人では、求人意欲の低下がみられます。特に不動産金融は、年収水準でも横ばいから下降という傾向にあります。不動産金融・資産運用関連への転職では、採用基準の高まりによって、今まで以上に経験・スキルが重視されることが予想されます。続いて、金融スペシャリストの転職市場について、さらに詳しいお話を伺いました。ご自身も長く金融業界にいらっしゃった、株式会社テクシブアソシエイツの安嶋氏にお聞きしました。 次のページへ
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