ハイクラス求人コーナー
第4回 職種別最新転職事情 ITコンサルタントの転職事情
ITコンサルタントの転職市場の現状

先日、私の知人が、プロジェクトマネージャーからITコンサルタントへ転職しました。その彼が転職後に一番痛切に感じたのは「ITコンサルタントは、技術者の延長ではない」という点だったそうです。エンジニアのキャリアは、SE、プロジェクトマネージャー、ITコンサルタントと積み上がってゆくものだと思われていますが、その認識で転職すると大きなギャップを感じるかもしれません。ぜひ今回のITコンサルタントの転職動向を、転職にあたっての参考にしてください。

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ITコンサルタントの需要はどうなっているのか?

求人・求職のバランスはどうなっているのだろうか?人材紹介会社各社にアンケートを実施した。

Question1:ITコンサルタントの求人動向について伺います。
全体:3.98、独立系ITコンサル:4.25、SI企業:4.16、パッケージベンダー:4.08、シンクタンク・総研系:3.36
全体:3.47、独立系ITコンサル:3.75、SI企業:3.42、パッケージベンダー:3.42、シンクタンク・総研系:3.27
その背景は?
独立系ITコンサル・SI企業・パッケージベンダーでは、「短納期・低コスト」で進められる厳しいシステム開発プロジェクトの中で、『いかに顧客へ付加価値を提供するか』というプレッシャーが強いです。そのため、各社がコンサルティング事業の強化を図っている事が、活況な採用の背景にあります
コンサルティング会社の中でも、旧会計事務所系の会社が、システム部門の強化に乗り出している。SI企業やソフトハウスに所属するシステムエンジニアの採用を強化している。
これまでは企画・構築に注力していたコンサル・SI企業が、構築以降のサービスにも重点を置く傾向がみられるようになった。そのため、保守・運用の経験を持つ人材をコンサルタントとして採用する動きが出てきている。特に、SI企業を中心に、その動きがある。

Question2:紹介するにあたって求職者のどのような点を重点的にみていますか?企業のタイプ別に教えてください。(複数回答可)
【独立系ITコンサル】論理的思考力:67%、コミュニケーション力:42%、情報戦略策定の経験:42%、経営戦略策定の経験:33%、プレゼンテーション力:25%、ビジネスセンス(経営感覚):17%、システム企画・構築の経験:8%、仕事に対する姿勢・考え方:8%、年齢:8%、その他:0%、チームマネジメントの経験:0%、運用・保守の経験:0%、技術力:0%、仕事に対する意欲:0%
【シンクタンク・総研系】論理的思考力:67%、コミュニケーション力:42%、情報戦略策定の経験:42%、経営戦略策定の経験:33%、プレゼンテーション力:25%、ビジネスセンス(経営感覚):17%、システム企画・構築の経験:8%、仕事に対する姿勢・考え方:8%、年齢:8%、その他:0%、チームマネジメントの経験:0%、運用・保守の経験:0%、技術力:0%、仕事に対する意欲:0%
【SI企業】コミュニケーション力:75%、システム企画・構築の経験:42%、チームマネジメントの経験:25%、運用・保守の経験:17%、情報戦略策定の経験:17%、年齢:17%、プレゼンテーション力:8%、技術力:8%、仕事に対する意欲:8%、論理的思考力:8%、その他:0%、ビジネスセンス(経営感覚):0%、経営戦略策定の経験:0%、仕事に対する姿勢・考え方:0%
【パッケージベンダー】技術力:8%、コミュニケーション力:75%、プレゼンテーション力:25%、論理的思考力:17%、ビジネスセンス(経営感覚):17%、チームマネジメントの経験:8%、年齢:0%、経営戦略策定の経験:0%、情報戦略策定の経験:17%、システム企画・構築の経験:33%、運用・保守の経験:25%、仕事に対する意欲:8%、仕事に対する姿勢・考え方:17%、その他:8%

Question3:ITコンサルタントへの転職では、年収は上がりますか?
上がるケースが多い:82%、現状維持が多い:18%、下がるケースが多い:0%

Question4: 面談で、ITコンサルタントへの転職を 勧められない と、最も強く感じるのは、どんな方でしょうか?
希望条件とスキルが見合わない方:33%、自分の強みと弱みがわからない方:25%、将来のキャリアプランが曖昧な方:17%、転職理由・背景が曖昧な方:17%、年収アップへのこだわりが強い方:8%、マネジメントが苦手な方:0%、その他:0%
	【希望条件とスキルが見合わない方】と回答された方の理由
「コンサルタント」という言葉・響きが独り歩きして、どのような仕事内容なのか、またご自身が本当にやりたいことなのかが整理できていない方がいらっしゃいます。そのため、志望をしている会社が、現時点でのご自身のスキルと見合わずに、選考が進まない状況が発生し、転職活動が進展しないため。
【自分の強みと弱みがわからない方】と回答された方の理由
冷静かつ客観的に自己分析ができない方は、そもそもコンサルタントという職種には不向き。というのも、顧客の課題を分析し、真のニーズを引き出す素養に対して、疑問符がつくため。
ITコンサルタントは、SEやプロマネとは求められる能力や評価軸が違うため。自分の強みと弱みをきちっと把握して、ITコンサルタントとしてどう活かせるかまで落とし込んでおかないと、後で辛い思いをすることになりかねません。
年収アップのチャンスが大きい。より上流工程の仕事に携わることができるなどの点から、人気の高いITコンサルタント。しかし、企業の求人ニーズは高いものの、「業務内容の理解」「自己分析」といった点でミスマッチが発生しやすく、転職につながらないこともあることが伺えます。これらを踏まえつつ、ITコンサルタントへの転職という観点で、さらに詳しいお話を伺いました。IT業界への転職支援を得意とする、株式会社ジョイントステーションの篠本氏にお聞きしています。 次のページへ
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