ハイクラス求人コーナー
第3回 職種別最新転職事情 CFO、経理・財務マネージャーの転職事情
CFO、経理・財務マネージャーの転職動向
“増加する求人件数と、変化する人材ニーズ”

グローバル化や会計制度の変更の流れを受け、経理・財務関連で求められる人材は変化しています。例えば、この4月からの「日本版SOX法」の適用に伴い、「内部統制」関連の人材ニーズが高まっています。また、四半期決算の導入など、会計を取り巻く環境の変化も求人ニーズに影響を及ぼしています。

このような環境のもと、CFO、経理・財務マネージャーに求められる能力やタイプも多様化しています。今回は、これらの職種の紹介に強い人材紹介から、現在の状況についてお話を伺いました。ぜひ今後の転職活動にお役立てください。

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CFO、経理・財務マネージャーの採用の動きは?

まずは、CFO、経理・財務マネージャーの求人が伸びているのかどうか、また企業のタイプ別ではどのようになっているのかについてアンケートを実施しました。

Question1:ここ1年で、求人件数は伸びていますか?
[全体的な求人件数]---増えた:22%、変わらない:67%、減った:11% [日系企業(大手)]---増えた:25%、変わらない:50%、減った:25% [日系企業(ベンチャー)]---増えた:80%、変わらない:20%、減った:0% [外資系企業]---増えた:78%、変わらない:11%、減った:11%
ご覧の通り、ベンチャー企業と外資系企業が大きく伸びています。これらの企業は、事業拡大に伴う体制整備が急務。大手と違い、中途採用で外部に即戦力人材を求めなければならず、採用ニーズが高い状態が続いています。

続いて、企業の募集背景と求める人材について聞いてみました。

Question2:企業の募集背景には、どのようなものがありますか?また求める人材像は?
CFO
M&A、事業統廃合への対応:66%、事業拡大への対応:66%、株式公開準備:50%、内部統制の強化:34%、経理部門の強化:17%、財務部門の強化:17%、財務戦略の立案:17%、経理部門の強化の立ち上げ:0%
求める人材
ファイナンスの知識と経験があることは必須です。また専門知識だけでなく、ビジネス経験が豊富な方を求める傾向があります。ただし経験が豊富でも、転職回数が多い方になると、やや敬遠される傾向がございます。
求人企業の業界または近接業界の経験、特定業務(M&A・事業統廃合等)の経験をお持ちの方。社長・役員との相性がよい方。
CFOは、経営的な観点から事業を捉えることが求められます。過去の数字を分析し、経営者視点から「会社の未来図」をどの程度描けるかが問われます。
数字面のスキルだけでなく、分析力、コミュニケーション力が求められます。地頭の良さと人間性が必要とされます。
経理・財務マネージャー
経理部門の強化:83%、財務部門の強化:66%、株式公開準備:50%、内部統制の強化:34%、事業拡大への対応:34%、経理部門の強化の立ち上げ:17%、M&A、事業統廃合への対応:17%、財務戦略の立案:0%
求める人材
現場実務をこなしたり、部下を指導したりする必要性から、プレイングマネジャーとしての素養をお持ちの方が求められます。また、成長している企業では、上場企業やそれに準ずる企業(株式公開準備企業など)での経験を求められる傾向も強いです。
例えば連結会計・在庫関連といった、比較的テクニカルな業務の経験が求められます。あとは、英語力、リーダーシップ、組織風土との相性も大事です。
ベンチャー企業の場合、マネージャレベルまたは部門長レベルの人材には、経理・財務のみならず管理部門全体の業務に対する知識、経験が要求される場合があります。そのため、経理・財務以外の管理業務に関する知識に加えて、様々なケースに対応し得る柔軟性が求められる可能性があります。
数字を取りまとめる能力と、部下育成の能力。
企業規模にかかわらず、連結決算経験が必要とされる求人が増えています。

次に、転職活動を進めてゆく際に、障害となるものは何かを聞いてみました。

Question3:転職の際に障害になるものは、何でしょうか?
【CFO】求人件数が少ない:83%、転職決定までに時間がかかる:58%、入社後にギャップを感じることがある:34%、書類選考が厳しい:0%、面接が厳しい:0%、退職に時間がかかる:0%、その他:34%
【経理・財務マネージャー】書類選考が厳しい:58%、面接が厳しい:50%、転職決定までに時間がかかる:17%、求人件数が少ない:8%、退職に時間がかかる:0%、入社後にギャップを感じることがある:0%、その他:17%
CFOと経理・財務マネージャーでは、転職にあたって障害となるポイントが違っていることがわかります。ご自身の転職活動の中で、どこに注意しながら進めてゆくかの参考にしてみてください。
CFO、経理・財務マネージャーの求人ニーズは、ベンチャー企業および外資系企業で顕著に高まりを見せています。背景には、事業拡大による社内体制整備、M&Aなどへの対応があります。また、CFO、経理・財務マネージャーへの転職活動で留意すべきは、求められる役割が企業によって大きく違うことです。今回例に挙げた「CFO」「経理・財務マネージャー」でも、いろいろな点で違いがあることがわかります。実際に検討する際には、募集背景や求める人材像、求められる役割などを、具体的に把握しておくことが必要です。このあたりの情報収集には、人材紹介会社を積極的に活用されるといいでしょう。続いて、CFO、経理・財務マネージャーの転職動向について、より詳しい点まで掘り下げてみたいと思います。今回は、経理・財務職の紹介に強い、株式会社キャリアアクセスの熊谷氏にお話を伺いました。 次のページへ
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