ハイクラス求人コーナー
第1回 変わる企業の中途採用 エグゼクティブ・スペシャリスト採用の現状
コンサルタントが語る、エグゼクティブ・スペシャリストの転職
コンサルタントインタビュー 高まる企業の求人熱、求職者が意識すべき点とは?
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アクシスコンサルティング株式会社
マネージング コンサルタント
荒木田 誠


新卒で金融系SI企業に入社。在籍当時から、将来のキャリアとして中小企業に対するコンサルティングに興味を持っていたこともあり、外資系コンサルティングファームへ転職。主に製造業に対する業務改革に携わりマネージャーとして活躍。その後、キャリアコンサルタントに転身し。数多くの業界内転職、エグジット転職をサポートしている。
エグゼクティブ・スペシャリスト人材に対する企業の求人熱が高まっているようですが、荒木田さまはいかがお感じですか。

高まっていると思います。景気の拡大を受けて、企業の採用ニーズは高まっています。その結果、年齢条件が緩和されつつあります。もともと35歳までという求人が多かったですが、2004年頃からは「30代後半まで」の求人が増えはじめ、だんだんと40代が対象となる求人も増えてきています。年齢にこだわらず、年齢相応の力のある方をという動きになってきています。

また、各社が新規事業開発、既存事業の拡大に動き出す中で、幅広い業界から数多くのハイクラス層の求人が出てきています。

大きく門戸は広がり、転職のチャンスが大きくなったということですね。

門戸は広がり、チャンスも拡大しています。ただ、気をつけていただきたいのは、転職が容易になった訳ではないということです。このクラスの人材に求める企業の条件は、非常に高いです。

スペシャリストであれば、一貫性のあるスキルに加えて、プロジェクトマネジメントの実務経験などが厳しく問われます。また、エグゼクティブや管理職であれば、マネジメント能力や経験に加えて、業界知識なども高いレベルで要求されます。

転職の機会は拡大しているものの、明確なコアコンピタンスを持ち、それが求人企業に評価されることが前提であることは忘れてはいけません。情報収集をしながら、今、転職すべきかどうかも含めて考えることが大事です。

企業からすれば、このクラスの人材の採用は、失敗すると組織に大きな影響を与えるリスクがあります。それだけに、選考は慎重におこなわれます。その方の持っている力で、どれだけビジネスにインパクトを与えられるか、その方が社風に合致し、十分な力を発揮できるかどうかといった点をしっかりと見ていることが多いです。

転職する側としてはどのような意識で臨めばいいでしょうか?

転職者の方にも、じっくりと取り組んでいただきたいと思います。若い頃の転職とは違って、抱えているリスクも大きいですから。

働き盛りで忙しいということもあり、1社に絞って受けて、内定が出たらそこに決めるという方もいらっしゃいます。ただ私としては、せめて2、3社を見て決めてはどうかとおすすめしています。複数の会社を比較検討し、幅広い判断軸の中で悩み、そして覚悟を決めて転職をされる。その覚悟が、転職先でのご活躍につながるように感じます。

より繊細なマッチングが求められる、ハイクラス層の転職。人材紹介会社という情報ソースをフルに活用しながら、本当に納得して転職をしていただきたいと思います。

「エグゼクティブ・スペシャリスト採用の現状」のまとめ 30代〜40代にかけての求人ニーズは拡大している 一方で、求められる条件は厳しい(採用には慎重)だからこそ、この3点が大事
転職市場の現状把握、情報収集/採用の門戸は広がり、チャンスは拡大している/キャリア形成の選択肢として、転職も考慮する価値あり/マーケットは常に動く。最新の状況を知ること。
転職可能性の見極めと 的確な自己アピール/求人企業が求めるもの、必要なスキル・経験を知る/本当に今、転職すべき時なのか?を考える/転職にあたっては、自分の強みを的確に伝える
複数の選択肢の中から吟味すること/複数の選択肢を持つことで、比較検討の質を高める/転職にあたって、思い悩むことには価値がある/コンサルタントなど、第三者の意見も参考にする
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事務局より
40代の方から寄せられた、「転職体験レポート」を拝見していると、ひとりひとりの転職活動期間は様々です。すぐに決まる方だと 1〜2ヶ月、なかなか決まらない場合には 1年以上かかったというケースも数多く見受けられます。

今回ご覧いただいた通り、企業もハイクラス層の人材採用には慎重になります。また若い世代の転職に比べて、お互いに求める条件が細かく、マッチングも難しいです。ピッタリ合った案件が出てこない場合には、相当に時間がかかることも念頭において活動をはじめられるのがよいかと思います。

お忙しいとは思いますが、在職中の転職活動がおすすめです。
[編集担当] 事務局 わかはら 
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