職種・業種別職務経歴書のコツ!:コンサルタントによる解説
電気・電子系エンジニア編
キャプラン株式会社
中川 和恒
プラント関連の営業畑で長く務めた後、人材紹介コンサルタントに。
コンサルタントとして、8年目を迎える。エンジニアをはじめとして、幅広い職種での転職支援をおこなっている。転職成功実績も多数。
ポイントはここ!

電気・電子分野では、業務の専門化・高度化が急速に進んでいます。各工程が細分化され、それに合わせて、求人企業が求めるスキルや経験の内容も細かくなる傾向にあります。求人企業としては「何をどこまでできるのか」をより詳しく知りたいと考えるようになってきているといえるでしょう。

しかし、この分野のエンジニアの方の職務経歴書を拝見していると、その考え方にはまだまだ追いついていないのが現状です。例えば業務内容が記載されていても「設計」「開発」のどのパートを担当したのかが分からない場合が多く、本当のスキルが見えて来ません。求人側も要求レベル100%の人材を求めているわけではありませんので、正確で詳細な情報が成功を生むものと思われます。

書類選考では、求められるスキル・経験を保有しているかどうかを第一に判断されます。この点が詳しく明記されていないことで、過小評価・過大評価され、最終的な採用に結びつかないことがあります。これからお話しするポイントを踏まえて、人事・採用担当者にとって分かりやすい職務経歴書を作成し、採用に結び付けましょう。

コツはここ!
コツ1:書類選考では、最低限の技術力を問われます。スキル・経歴は過不足なく、詳細に記載する
技術屋さんの職務経歴書は、クールな、冷たい印象を受けることが多いです。その原因のひとつに、大まかな技術経験を、ただ単に羅列していることが挙げられます。つまり、職務経歴書の「読み手への配慮」が感じられないのです。採用担当者が求めていることを、詳しくかつ分かりやすく伝えることが大事です。

例えば「開発設計」に携わったにしても、最初の概略設計に始まって部品選定・実設計・製図・試作・テスト等々の一連の流れの中で、どの部分に関わったのかを具体的に記載するべきでしょう。又メイン担当としての参加なのかサブとして開発したのかも重要です。
最近ソフト開発の方々が多く採用している開発段階によって番号を付け、表組み形式にした開発内容にその開発番号を付す、という表現方式が大変作りやすく又読み手にも分かり易い記載方法だと思います。
コツ2:開発・設計は、チームワークが求められる。携わった仕事の規模(人数)を明記すること
大手企業になるほど、開発はコラボレーションが重要になります。何人のグループで業務に携わっていたか、また、リーダーとして取り組んだ場合は何人の部下をマネジメントしていたかが重要です。きちんとコミュニケーションをとりながら成果を出せる人物かどうかが推し量られているのです。
コツ3:仕事に対する意欲・考え方でプラス評価に。自己PRでは、仕事への取り組み姿勢、向上心・好奇心をアピール
技術面でのアピールはもちろん、意欲や考え方といった人間性でのアピールも大事です。「開発に携わりたい」という方の中には、生産管理など、開発以外の職務に携わっている方もいらっしゃいます。経験が重視されるエンジニアの求人では、不利な立場ではあります。ただし、これまでの仕事への取り組み、自己啓発としておこなっていることなどのアピールをしっかりとすることで、チャンスは開けます。

職種に関わらず今一番人材に求められているのは、創造的な仕事が出来る方です。いかにご自分で工夫して仕事をやってこられたか、という具体的な事例を書類作成の段階でまとめておきましょう。あまり長い経歴書は感心しません、せいぜいA4二枚程度に纏めて頂き、書ききれなかった事項は「PRポイントの引き出し」としてしまっておいて、面接時にその引き出しを開けてPRしましょう。その「引き出し」が沢山あるにこしたことが無いのは勿論です。
 
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