技術屋さんの職務経歴書は、クールな、冷たい印象を受けることが多いです。その原因のひとつに、大まかな技術経験を、ただ単に羅列していることが挙げられます。つまり、職務経歴書の「読み手への配慮」が感じられないのです。採用担当者が求めていることを、詳しくかつ分かりやすく伝えることが大事です。
例えば「開発設計」に携わったにしても、最初の概略設計に始まって部品選定・実設計・製図・試作・テスト等々の一連の流れの中で、どの部分に関わったのかを具体的に記載するべきでしょう。又メイン担当としての参加なのかサブとして開発したのかも重要です。
最近ソフト開発の方々が多く採用している開発段階によって番号を付け、表組み形式にした開発内容にその開発番号を付す、という表現方式が大変作りやすく又読み手にも分かり易い記載方法だと思います。
大手企業になるほど、開発はコラボレーションが重要になります。何人のグループで業務に携わっていたか、また、リーダーとして取り組んだ場合は何人の部下をマネジメントしていたかが重要です。きちんとコミュニケーションをとりながら成果を出せる人物かどうかが推し量られているのです。
技術面でのアピールはもちろん、意欲や考え方といった人間性でのアピールも大事です。「開発に携わりたい」という方の中には、生産管理など、開発以外の職務に携わっている方もいらっしゃいます。経験が重視されるエンジニアの求人では、不利な立場ではあります。ただし、これまでの仕事への取り組み、自己啓発としておこなっていることなどのアピールをしっかりとすることで、チャンスは開けます。
職種に関わらず今一番人材に求められているのは、創造的な仕事が出来る方です。いかにご自分で工夫して仕事をやってこられたか、という具体的な事例を書類作成の段階でまとめておきましょう。あまり長い経歴書は感心しません、せいぜいA4二枚程度に纏めて頂き、書ききれなかった事項は「PRポイントの引き出し」としてしまっておいて、面接時にその引き出しを開けてPRしましょう。その「引き出し」が沢山あるにこしたことが無いのは勿論です。