職種・業種別職務経歴書のコツ!:コンサルタントによる解説
IT業界編
株式会社リーベル
取締役 シニアコンサルタント
若色 信昭
大学卒業後ソフトウェア開発企業に入社。約11年、SWエンジニアとしてOSの開発にあたる。その後外資系メーカーに転職、顧客向け技術教育を行う一方、新卒社員研修及び社員教育の企画・実施・運営を担当。別の外資系メーカーに転職。新卒社員研修のマネジメントと人材育成プログラムの構築を担当いたしました。人材育成とキャリアマネジメントというテーマをより掘り下げたいという思いから、リーベルに入社。
ポイントはここ!

ITエンジニアの「スキル・経験」は、どういったプロジェクトに、どういう役割で関わったかという実績で判断されます。つまり、携わった「プロジェクト」の内容をきっちりと伝えることが、職務経歴書に求められる一番のポイントです。

したがって、携わったプロジェクトを「見やすく」「わかりやすく」整理し、伝えることが重要になります。この点を意識して職務経歴書の作成をすすめましましょう。

また「自己PR」も、自分の得意分野をアピールする上で必要です。ITエンジニアの方の中には、積極的に自己PRをされない方や、自己PRのポイントが外れている方がいます。職務経歴書の作成プロセスの中で、自分の得意とする技術はこれだと自己分析し、それを自信を持ってアピールしていただきたいですね。

自己分析という点で言えば、多忙なITエンジニアにとって、目の前の仕事を見ることはあっても、過去の実績を振り返る機会は少ないものです。職務経歴書の作成は、これまでの自分の経験について振り返り、将来の方向性を模索するチャンス。「過去の経験から得られたものは?」「どんな成長を遂げたか?」などじっくりと考えることで、これから何をすべきかという長期的な視点も見えてくると思います。また、この振り返りは、面接の準備にもつながります。

コツはここ!
コツ1:プロジェクトの全体像とあなたの役割を伝える!「規模」と「ポジション」を明示する
経歴は、プロジェクト単位で職務経歴書を記載するのがわかりやすいです。
プロジェクトの内容、使用した言語・プラットフォームはもちろんのこと、忘れてはならないのが「規模」と「ポジション」です。

「規模」を明記しておくと、採用担当が自分の会社のプロジェクト規模と比較して判断しやすくなります。規模を伝えるために、アプリケーション開発の場合には「人月」単位で、ネットワークエンジニアの方であれば「構築したサーバー台数」を使うと、わかりやすいですね。

また「ポジション」は、マネジメントの立場として携わったか、ひとりのメンバーとして携わったかによって経験の内容が変わりますので、ぜひ明記しておいていただきたいポイントです。
コツ2:自己PRから読み始める採用担当者も多いです。まずはじめに「技術」をアピールしましょう
「職務経歴詳細ではなく、自己PRから読む」という採用担当の方も多くいらっしゃいます。特に経験したプロジェクトの数が多い方は、職務経歴が長く、自己PRから読まれる傾向があります。自己PRを活用して、積極的にアピールしてください。

自己PRの最初に「技術」のアピールをするのが有効です。エンジニア採用の場合、採用担当者が最も読みたいのは「技術力」です。技術以外でのアピールポイントがあれば、その後に追記しておきましょう。例えば、ある業界に精通していたり、メンバーのマネジメントで工夫したことがあるなどは、ぜひ追記しておきたい内容です。
コツ3:忙しい採用担当。見やすくコンパクトな書類が評価されます。表組みの活用で、A4サイズで2枚以内におさめましょう
エンジニアの経験は、表組みを活用して表現すると見やすくなります。表組みにすることで、プロジェクトごとの「内容」「規模」「役割・ポジション」などがすっきりと整理できます。

また、枚数については、多くとも2枚以内でまとめるようにしてください。経験プロジェクト数が多い方など、職務経歴書が4〜5枚になるケースもあろうかと思います。枚数が多い場合には、別途サマリーということで、2枚程度にまとめたものを用意し、サマリーと職務経歴書本体の両方を提出するといいでしょう。
 
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