「即戦力」となるかどうかの判断材料は、第一に「経験職務・専門能力」です。この点を採用担当者は、正確にすばやく知りたいと考えています。
しかし、事務系専門職の書類は、単純に時系列で経験を記載していくと、全体像をつかむのが大変です。流し読みで見落とされたり、正しく認識されなかったりする可能性も十分にあります。だからこそ、冒頭の「要約」が必要です。
経理職の場合「月次・年次決算業務、有価証券報告書作成 …」と経験業務が羅列されているだけでも、その人の大まかな姿がイメージできます。
例えば「希望職種」「経験職務、専門能力」という項目を設けて、自分自身の経歴の概要だけを記載してはいかがでしょう。何を志望しているか、そのためにどのような専門能力を持っているかが一目でわかり、インパクトが増します。
要約で全体像を伝えたら、さらに詳しい業務内容を説明する部分になります。このときに必要なのは、「どんな職場で、どんな仕事をしていたか」を具体的にイメージするための情報です。
「業務内容」はもとより「役割(実担当かマネジメントか)」や「チーム構成(どの部分を担当したか)」などが、具体的にわかるようにしておくといいです。最近ではERPの導入といった経験が歓迎される求人もあり、その場合にはシステム導入の経験もしっかりとアピールしておきましょう。
事務系職の場合、事業内容や会社規模によって、同じ職務でも仕事の内容や幅に大きな違いがあります。例えば、人事の採用業務の場合、どんな会社規模の企業で、何人規模の採用を手がけてきたかは、その方の経験をはかる上で重要な情報となります。必ず忘れずに記載するようにしましょう。ちなみに、多くの方が書き漏らしてしまっている項目なので要注意です。
ルーチンワークや定型の仕事が主体となる事務系専門職。その中で、例えば業務改善の経験や、マネジメントの経験、横断型のプロジェクトの経験など、「ルーチン以外」の仕事での実績を通じて、仕事に対する柔軟性や、マネジメント力・ヒューマンスキルをアピールすることができます。