職種・業種別職務経歴書のコツ!:コンサルタントによる解説
事務系職種編
株式会社キャリアステージ
堀内 健輔
大学卒業後、金融機関に就職。人材派遣会社の株式会社リクルートスタッフィングを経て現職。一般消費財、小売・流通・サービス業界を中心に、マーケティング・商品開発、管理部門などの紹介を得意としている。
ポイントはここ!

「即戦力として活躍できるか?」

事務系職種は、これまでの経験やスキルの積み上げによって、できる仕事の範囲が決まります。この点は書面での判断ができますので、人事はまず職務経歴書を通じて、即戦力としての実力を見極めます。

つまり、職務経歴書の役割は「私は即戦力として通用する人材です」ということをアピールすることなのです。このために、まずは、相手の求めるものを把握する。そして、それを満たせるということを、実績や専門性、スキルを通じて語ることが必要です。

事務系専門職の方の職務経歴書に求められるのは、相手の求めるものを知り、自分のスキルを売り込む「営業」の視点なのです。

しかし、実際に求職者の方がお持ちになる職務経歴書は「自分のキャリアの売り」「専門分野」という肝心の部分が抜けており、判断材料としては不十分なものがほとんどです。一見するときれいにまとまっている書類でも、まだまだ改善の余地があることが多いです。自分を売り込む「営業」的な視点をもって、見直しをされることをおすすめします。

コツはここ!
コツ1:簡潔に、的確にアピールするために、冒頭に「要約」を入れること
「即戦力」となるかどうかの判断材料は、第一に「経験職務・専門能力」です。この点を採用担当者は、正確にすばやく知りたいと考えています。

しかし、事務系専門職の書類は、単純に時系列で経験を記載していくと、全体像をつかむのが大変です。流し読みで見落とされたり、正しく認識されなかったりする可能性も十分にあります。だからこそ、冒頭の「要約」が必要です。

経理職の場合「月次・年次決算業務、有価証券報告書作成 …」と経験業務が羅列されているだけでも、その人の大まかな姿がイメージできます。

例えば「希望職種」「経験職務、専門能力」という項目を設けて、自分自身の経歴の概要だけを記載してはいかがでしょう。何を志望しているか、そのためにどのような専門能力を持っているかが一目でわかり、インパクトが増します。
コツ2:より詳しくあなたの経験を伝えるために、経験業務については、具体的な記述をすること
要約で全体像を伝えたら、さらに詳しい業務内容を説明する部分になります。このときに必要なのは、「どんな職場で、どんな仕事をしていたか」を具体的にイメージするための情報です。

「業務内容」はもとより「役割(実担当かマネジメントか)」や「チーム構成(どの部分を担当したか)」などが、具体的にわかるようにしておくといいです。最近ではERPの導入といった経験が歓迎される求人もあり、その場合にはシステム導入の経験もしっかりとアピールしておきましょう。
コツ3:企業規模・事業内容は、採用担当にとって重要な判断基準。前職の「企業概要」を必ず記述しておくこと
事務系職の場合、事業内容や会社規模によって、同じ職務でも仕事の内容や幅に大きな違いがあります。例えば、人事の採用業務の場合、どんな会社規模の企業で、何人規模の採用を手がけてきたかは、その方の経験をはかる上で重要な情報となります。必ず忘れずに記載するようにしましょう。ちなみに、多くの方が書き漏らしてしまっている項目なので要注意です。
コツ4:ルーチン以外の仕事を記載しよう。自己PR欄の活用
ルーチンワークや定型の仕事が主体となる事務系専門職。その中で、例えば業務改善の経験や、マネジメントの経験、横断型のプロジェクトの経験など、「ルーチン以外」の仕事での実績を通じて、仕事に対する柔軟性や、マネジメント力・ヒューマンスキルをアピールすることができます。
 
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