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公開キャリア査定
事務系職種
事務/男性
これまでの経理経験を基に、年収UPを目指したい。
K.S.さんのケース
業種 金融
職種 経理
35歳・男性
立教大学
現在年収:800〜899万円
相談内容・キャリアプラン コンサルタントの回答
実務経験×資格×年齢の相乗効果で、10年後に2000万円を狙いましょう。
マンパワー・ジャパン株式会社
樋口 徹生
外資系工作機械メーカーにてセールスエンジニアを経験後、人材サーチ・人事コンサルティングにて、人材スカウト業務に従事する。ご紹介させていただいた、相談者の方々とのご縁を大切にさせていただいております関係で、その方々を通し、新規求人のご依頼もいただいております。
希望・相談内容へのアドバイス
経理分野にいくつも強みをお持ちの貴方でしたら、40代で2000万円は十分狙える線です。20代の頃から税務申告書を作成されたり、他部署と連携しての開示書類作成グループリーダー等の実績を上げてきたキャリアは、多くの企業から注目され得るご経歴です。選択肢は複数存在しますので、希望事項を整理しながら見極めていきましょう。

【ご質問】
今後、キャリアアップ(年収を含めて)を図るためにはどのような転職が考えられるか?
【回答】
キャリア形成を続けられる上で、年収に対するビジョンをお持ちである事は、自分自身を客観的に評価し、自己啓発の発奮材料とする上でも大変有意義であると思います。おそらく、これまで多忙な実務にて実績を上げられる傍らで、着実に資格取得に取り組まれ、客観的な評価を得られる付加価値作りを怠らなかった事が、今後の年収UPにも活かされることは間違いありません。貴方のご経歴であれば、希望されている年収を実現させる方法は複数考えられます。
1) 日系大手商社関連会社などピンポイントの案件にてスペシャリストを目指す
2) 外資系事業会社のファイナンス部門へ、役職者としての転職
3) コンサルティングファームへの転職
キャリアプランへのアドバイス
▼希望されるキャリアプラン 1 ---- 3年の間に1000万円以上となる

1> 日系大手商社関連会社などピンポイントの案件にてスペシャリストを目指す
米国会計基準を採用している企業であれば、キャリアの強みをアピールして外資系でなくても1000万近い条件提示を引き出せる可能性は大いにあります。

2> 外資系事業会社のファイナンス部門へ、役職者としての転職
1000万円を目指すには、やはり外資系企業は外せない選択肢となります。事業会社にて管理会計×財務会計を経験されている点や、語学力、米国会計基準の経験等から外資系の幅広い事業会社へ転職可能です。特に役職付きという点に重きを置いていただければ、1000万円は十分に狙えると考えます。将来CFOを目指される上で、管理会計のウエイトの高さを意識されると良いでしょう。

3> コンサルティングファームへの転職
職務経歴書の中で度々記述されている『聞き取り調査能力』という点に注目をしています。また、ご経歴の中では経理以外に約2年間ずつ営業経験、店舗マネジメント経験をされている点もユニークであると感じました。これらを根拠に、ヒューマンスキルをアピールすることもできるでしょう。


▼希望されるキャリアプラン 2 ---- 40歳台で2000万円前後を目指す

上記1>、2>、3>にプラスして、
4> 現職にて年収アップの可能性を探る
世界景気全般の先行きが見えない状況の中で、守りの戦術です。メリットは、転職回数を増やさずに済む、金融業界での経歴が長くなりキャリアの中でも金融業界に強みを出しやすくなる、マネジメント経験を増やす、といった点が挙げられます。昨年12月にマネージャー昇進されたという事ですので、そのチャンスを活かし、自分の能力だけではなくチームとしての成果を上げ、マネジメント力での評価を向上させていくことは、40代で2000万円を実現させる次の転職へ向けての大きな布石となるはずです。
こんな転職プランが考えられます!
業界・企業規模 ・米国会計基準を採用しているグローバル企業
・商社(大手総合商社の関連会社等)
・金融業界 ・コンサルティングファーム
職種・ポジション ・経理マネージャー
・経営企画マネージャー
・上場準備室
・税務申告コンサルタント
・監査法人コンサルタント など
時期 ▼転職時期の判断は、現職でいらっしゃる金融業界経験を軸とするか否かによって変わってきます。
1) 次の転職へ金融業界経験を活かされたいという事でしたら、年収アップを急いで転職するのではなく、
  あと数年キャリアを磨いてからでも遅くはないと思います。
2) ご経験をより高く評価してもらえる企業にて年収アップを目指されるということでしたら、早めの活動を
  お薦めします。
予測年収 ▼現況にて転職活動をおこなった場合、どのような職種で、どれくらいの年収で転職することが可能か?
1) 日系大手商社関連会社などピンポイントの案件にてスペシャリストを目指す → 800万〜1000万
2) 外資系事業会社のファイナンス部門へ、役職者としての転職 → 900万〜1000万
3) コンサルティングファームへの転職 → 800万〜1200万
ここが活かせる!
キャリアの強み
・20代での経理経験の充実ぶり。 管理会計と税務会計のバランス、税務に強みを持っている点、開示
 業務、システム導入プロジェクト、マネジメント経験と、強みが複数存在しています。
・実務経験と資格取得のバランスの良さ
・英語力と米国会計基準に携わっている経験
要対策!
キャリアの弱み
・35才で4社目という転職回数は、要注意です。結果的に総花的なキャリアになりかねません。職種の軸、
 業界の軸をどのように定めていくかを早めに決めて、今後は長いスパンでキャリアの深化を図ってください。
・マネジメント経験の強化を図ってください。会社の規模によって、マネジメントできる人数は左右されます。
 むしろ、経営にどれだけ近い立場で経理・財務業務を遂行したかが転職でのアピール材料となります。
 できれば、管理会計寄りのキャリアを充実させたいところです。
・コンサルタントを目指すなら、学歴を増強するのも一つの解消となります。MBAの取得など、院卒の学歴
 を得る事も意識されるとよろしいかと思います。
まずはより経営的な視点に立てるポジションを目指すことから。時期は慎重に。
テンプスタッフ・キャリア株式会社
松嶋 美砂
新卒で旅行会社へ入社し海外業務渡航手配を経験した後、テンプスタッフ・キャリアへ。これまで一貫してビジネスパーソンのサポートに携わってきました。私自身、異業種・異業界から転職した一人として、そしてこれまでにご支援してきた方々の様々な経験を活かしながら、求職者の皆さまと同じ目線に立ち、転職活動をお手伝いさせていただいております。
希望・相談内容へのアドバイス
10年以上にわたり携わってこられた経理部門でのご経験を活かし、今後、事業発展に貢献できる業務で年収UPも目指していきたいとのことですね。「経理」を軸に、メーカーからスタートし、上場、外資、金融と幅広いご経験を積んでこられていらっしゃることは今後のご自身のキャリアにおいても大変強みとなると思われます。そしてそれらを活かしたキャリアアップの可能性としては、いくつかの道が考えられます。まずは事業発展への貢献という視点から、中小・ベンチャー企業において経理財務部門統括(部長候補)や経営企画として経営へ参画するという道。次に、年収アップに焦点を当てた選択肢としては、外資系企業への転職となるでしょう。その他、経営コンサルタントという選択肢も考えられますが、未経験ですから入口として年収UPの可能性は非常に低いものと思われます。

しかしながら、現在の転職市況(絶対的な求人数の少なさ、各企業における選考基準の厳しい絞込みなど)と、貴方様の転職回数や現職の在籍期間の短さ(1年)ということを踏まえますと、慎重且つ長期的な転職活動をお薦めします。
キャリアプランへのアドバイス
キャリアアップとしてご提案する「経営企画」ですが、これは企業の経営方針を決定する為の戦略的な企画や提案をおこなう部門であり、自社の経営の舵取りをする重要なポジションとなります。よってどちらかと言えば、これまで企業活動の“結果”としての数値取りまとめや分析が中心であった業務から、次なる企業発展に向けた企業・事業に関わる戦略・企画的要素の高い業務となりますので、存分に事業発展への貢献を実感していただけるでしょう。そのためにも、より経営的な広い視点を養うことが必要とされますので、全体を見渡せる程度の組織規模(中小企業)やスピード感あるベンチャー企業において、経理財務部門を統括するポジションや経営企画部門へ転職することがご希望を叶える近道であると思われます。

次に年収UPという点で言えば、昇進・昇給の早い外資系企業への転職となるではないでしょうか。その点においても、すでに外資での就業経験もお持ちでいらっしゃいますので、十分に貴方様のご経験を活かすことができるでしょう。
こんな転職プランが考えられます!
業界・企業規模 中小、ベンチャー、外資系企業(他、コンサルティングファームという選択肢も有り)
職種・ポジション 経理財務部門(部長候補)、経営企画、経営コンサルタント
時期 半年程度〜1年程度。(案件数も数少ないポジションですし、ご自身の志向と合致する企業をしっかりと選択する為にも、現在の市況を見据えた上で慎重に進めてください)
予測年収 700〜1000万円程度(企業規模やポジションにもよりますが、早々の大幅な年収UPは難しい可能性大)
ここが活かせる!
キャリアの強み
年次・連結決算、税務、開示資料作成、監査法人対応や米国会計基準に法った実務等、幅広い経理業務経験とマネジメント経験が強みとなります。経理職としての実務経験そのものが強みとなります。
要対策!
キャリアの弱み
ご年齢に対する転職回数及び現職における在籍期間の短さ、そして管理会計に関するご経験の浅さが弱みとなりえます。焦らず3、5年先を見据え、まずはご自身の強みでもある経理業務とマネジメントのご経験を評価しステップアップを見込めるポジションを狙ってください。その次のステップとして、より経営に参画できるポジション、年収UPを目指してみてはいかがでしょうか。
相談内容・キャリアプラン コンサルタントの回答