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公開キャリア査定
事務系職種
事務/男性
税理士事務所での勤務から事業会社の経理に転職したい。
M.K.さんのケース
業種 税理士事務所
職種 税務事務
31歳・男性
近畿圏国公立大学
現在年収:300〜399万円
相談内容・キャリアプラン コンサルタントの回答
出来るだけ早期の転職をお勧めします!
CSアカウンティング株式会社
斉藤 淳
メディア業界・飲食業界での成功体験を基にした二枚刃のアドバイスが最大の武器。業界を超えた数々のコミュニケーション体験により、人生と仕事の深みを知る。豊富な情報収集能力と抜群の行動力を基に、転職者をサポートするのが最大の生き甲斐。1人でも多くの転職者をサポートするため、ハードワークも厭わない熱いコンサルタント。「転職のことなら納得いくまで相談にのる」を仕事のモットーとしている。
希望・相談内容へのアドバイス
事業会社に転職を希望されているのですね。ここ数年は、企業の経理・財務部門がJ-SOX対応等の制度改正を背景として多くの人員を増強している状況にあり、会計事務所出身者の事業会社への転職が増えています。現在の雇用情勢であれば、事業会社への転職はそんなに難しいことではありません。一般事業会社に転職を考えた場合、ざっくり申し上げると上場企業は難易度として高くなるでしょう。一方、未上場企業に転職を考えられる場合、ハードルは低くなると思います。

事業会社に転職をすることを決められているのであれば、どこに転職するにしても早めの転職が望ましいと思います。30才を超えてくると、求人募集も管理職(候補)が多くなるため転職機会がどうしても少なくなってきます。早く活動を開始するべきだと言えるでしょう。
キャリアプランへのアドバイス
ご本人の現在の就業環境を2つのケースに分けてアドバイスをさせていただきます。

【1.現職において、上場会社又はそれに準ずる企業に対する会計・税務のサービスを提供している場合】
相談者の方の職務経歴書によるとISO内部監査員のご経験があることから、現在の会計事務所は上場又はそれに準ずる企業を対象にして仕事をされているのかもしれません。このような場合には、転職希望先が上場企業であっても転職をするのは比較的容易だと思われます。特に、相談者の方が決算を1人で組むことができ、かつ法人税・消費税・事業所税に1人で対応できる場合には、転職にあたって有利になると言えるでしょう。

【2.現職において、中小企業を対象に会計・税務のサービスを提供しており、いわゆる税務基準により決算を組む仕事をしている場合】
相談者の方が中小企業を相手に会計・税務のサービスを提供している場合、一般的には上場企業に転職しても即戦力になりづらいといえます。そのため転職を希望されるのであれば、早めに考えるべきでしょう。なお、未上場企業に転職を考える場合さほど不利になることはありませんが、転職が確定的であれば年齢から考えると早めの決断が望ましいと思います。
こんな転職プランが考えられます!
業界・企業規模 上場・非上場問わず社員数200名前後程度までの会社が転職しやすいでしょう。
職種・ポジション 経理・財務部門スタッフ
時期 転職をお考えであれば早めの活動をお勧めします。
予測年収 350万円〜450万円
ここが活かせる!
キャリアの強み
会計事務所で様々な企業の会計・税務事例を見ている点。会計事務所出身の方は、様々な会社の会計・税務を触れる関係上、確実な知識をお持ちのことが多いと思います。この点を上手にアピールすることが、内定を獲得する上での大きなポイントになるでしょう。
要対策!
キャリアの弱み
会計事務所にいて事業会社への転職に不利になる要素は2つあります。
1点目は、会計事務所に勤務していると新会計基準による決算経験及び会社法決算を適切に組む経験を積みづらいという点です。2点目は、会計事務所では個人で動く仕事が多いため、組織的に働くことが経験しにくいという点があります。
この弱みをカバーすることは環境を変えないと難しいと思いますが、今の環境でできることは、現在の仕事を通じてやっている仕事、特に税務のレベル(知識や判断のレベル)を上げていくことだと思います。事業会社の経理部では、必ずしも税務に強い人がいるとは限らないため、税務が強いことで魅力を感じる事業会社も多いでしょう。
仕事のレベルを上げるために手っ取り早いのは、今の職場でたくさん仕事をするというのが良いと思います。大手の税理士法人ですと1人あたりのクライアント担当件数が40社近くなることも多いです。直ぐの転職活動をしないのであれば、たくさん仕事をすることでレベルアップを図るのもひとつの方法でしょう。
転職可能性は十分有り!ですが転職理由を再度熟考下さい。
株式会社日本MSセンター
河本 俊範
前職は食品メーカーで営業職を6年間経験。キャリアコンサルタントの資格を取得して人材ビジネス業界へ方向転換し、コンサルタント歴は現在で4年目。会計士、税理士の方や企業の管理部門(経理・人事総務・法務)に従事されている方々の転職サポートをさせていただいています。
希望・相談内容へのアドバイス
会計事務所で税理士補助業務を3年半経験されているとのことですので、31歳というご年齢を考慮しましても、事業会社経理職への転職可能性は十分あるかと思います。また給与条件につきましても、350万円〜450万円前後程度の提示額で落ち着く可能性が高いでしょう。

問題は相談内容に記載がございます、福利厚生を含む労働条件や給与面が今回の転職ポイントなのかどうか、という点です。「なぜ転職するのか」の理由が上記に比重を置かれているのであれば、それらをクリアする会計事務所は他にもあるはずです。税理士業務に魅力を感じていらっしゃるのであれば、あえて職種転換の道を選ばれなくとも同業界での転職を優先された方が良いかもしれません。

(1)職務内容として事業会社の経理職に就きたい+(2)給与条件のアップ、という転職理由であれば、正当性はあります。再度転職理由を熟考いただく必要があるかと思います。
キャリアプランへのアドバイス
「会計事務所⇒企業経理」「企業経理⇒会計事務所」という転職を考える方は珍しくありません。この際のポイントは、先述した通り【職種転換を伴う転職】であるということです。故に「なぜ企業経理なのか?なぜ会計事務所(税理士)なのか?」という志望動機を重視される傾向にあります。その点をまずはきっちり固める必要があるでしょう。

そして経理に比べそれ以外の人事・総務業務については、経験値も含めて採用ハードルが高くなります。経理業務主軸で総務業務も含む横断業務の案件であれば応募対象となるでしょうが、人事総務業務のみの案件では恐らく書類選考の通過率は著しく落ちると思われます。
こんな転職プランが考えられます!
業界・企業規模 1部上場の大手メーカーは原価計算や語学力を求められますので、やや厳しい印象です。上場企業でも国内展開のみの流通業界やサービス業界であれば、十分可能性はあるでしょう。新興市場上場企業や数百名規模の中堅企業・ベンチャー企業なども視野に入れていただき、業界や業種についても入口はある程度広げていただいた方が良いのではないでしょうか。
職種・ポジション まずは経理の実務経験を積む必要がありますので、経理スタッフとして財務会計全般にタッチいただくことになるでしょう。その上で決算の取り纏めや税務申告業務、上場企業であれば、ゆくゆくは開示書類にまで関与できればベターです。
時期 とくにこの時期、というものはありません。あえて言うなら、転職活動がスムーズに進むように会計事務所の繁忙期を外して活動いただくことを優先されたほうが良いでしょう。
予測年収 350万円〜上限450万円くらいです。
上記に残業手当や通勤手当は含みません。もちろん企業の給与テーブルによって増減はございますが、関西圏の相場で言いますと上記程度になるでしょう。
ここが活かせる!
キャリアの強み
税理士補助業務というコンサル職のご経験から、折衝力・交渉力・プレゼン能力など、経理職の方があまり意識されないヒューマン・スキルの付加価値があると思います。
また実務面ではやはり税務の知識をお持ちであることでしょう。
要対策!
キャリアの弱み
企業経理の実務経験がないこと、これに尽きます。経理の基本的な日常業務から学ぶことになりますが、決算・税務業務の知識はお持ちですので、それほど困惑されることもないと思います。
相談内容・キャリアプラン コンサルタントの回答