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公開キャリア査定
事務系職種
事務/男性
メーカーの経理財務から
金融コンサルティング業界に転職できるか。
K.S.さんのケース
業種 機械
職種 経理・総務
32歳・男性
日本大学
現在年収:500〜599万円
相談内容・キャリアプラン コンサルタントの回答
目標の資格取得と、マネジメント経験後の転職をお勧めします。
佐藤人材・サーチ株式会社
佐藤 文男
1960年 東京生まれ。 一橋大学法学部卒業後、日商岩井株式会社(総合商社/現:双日株式会社)、ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社(外資系証券/現:日興シティ・グループ証券株式会社)、株式会社ブリヂストン(メーカー)等、異業種において人事・採用業務及び営業・マーケティングを中心にキャリアを積み、1997年より人材(スカウト)ビジネスの世界に入る。2003年10月に佐藤人材・サーチ株式会社を設立。
近著:「ヘッドハンティング・バイブル」経済界/「転職のバイブル2008年版」経済界/「転職後、いい仕事ができる人の条件」経済界
希望・相談内容へのアドバイス
【1.メーカーの経理財務から金融コンサルティング業界に転職できるか】
経理財務の職種は業界・業種が変われば学ぶことも当然出てきますが、基本的に過去の実務経験が十二分に活かせる職種です。したがって経理財務のキャリアの中身(質)がレベルアップすればするほど、他の業界に転職したとしても短期間で即戦力になれる可能性が広がるわけです。
年齢に関して「20代なら転職する機会もあるかとは思いますが、30代半ばに近づいてきており」と懸念されているようですが、心配する必要は全くありません。今後数年間はキャリアを磨いてから金融業界への転職を考えられてはどうでしょうか。
尚、付け加えるならば現在の金融業界はサブプライムの後遺症で中途採用も全体的に後退気味なので転職のタイミングとしても慌てないほうが良いのではないかと考えられます。

【2.会計士・税理士の資格を取ってから業界に入ったほうがよいのか、あるいはコミュニケーションスキルをつけた上で入るべきなのか】
現在の実務経験から考えると、会計士・税理士の資格が加わることは間違いなくキャリアアップにつながりますので、資格取得に関しては大いに賛成です。しかし、こうした資格取得は時間がかかりますので、数年かけて取得する計画を立ててから臨むべきでしょう。
一方コミュニケーションスキルに関しては、部下の育成を念頭において仕事に取り組まれると良いのではないかと思います。もちろん、取引先とのコミュニケーションも大切ではありますが、できるならば部下を育成する上でのコミュニケーションも、今後のキャリアを考えてマネジメントの基礎を築く上でも大きな意味があると考えられます。また現在の業務に直接必要はないかもしれませんが、余力があれば英語のスキルアップも是非考えていただきたいと思います。
キャリアプランへのアドバイス
【ア:金融コンサルティング業界への転職をどう考える】
異業種の金融コンサルティング業界へ転職希望とのことですが、なぜその業界に転職したいのかがあまり伝わってこないのがやや気になります。強い思い入れやこだわりがあれば問題はないのですが、異業種に移る場合、その業界が扱うサービスや商品に関心が持てるかどうかが大切なのです。業界のイメージ先行で志望していないかどうかを自分なりに再度検証してほしいと思います。

【イ:監査・ファイナンスの知識を身につけ将来M&AやMBOに関する業務に携わることが目標、簿記1級・税理士の科目取得を目指している】
監査・ファイナンスの知識を拡充されることはキャリアアップにつながります。簿記1級ないし税理士の資格取得を目指されるのは大変良いことと思います。重要なことは、仮に税理士の資格を目指すのであれば2科目ないしは3科目の取得を数年間で必ず実現させることです。35歳までに税理士試験の2科目ないしは3科目が取得できていれば、異業種であっても転職先が広がります。現在のキャリアのまま転職に臨むよりも希望するポジションに転職できる可能性が広がると言えます。要は、税理士試験の勉強はしたが科目は合格できていませんといった状況にならない様に計画を立てて1科目ずつ取得を実現してほしいと思います。
アドバイスとしては、金融業界への転職を真剣に考えられるのであれば次のポイントを押さえて、今後数年間キャリアを積んだ上で35歳前後で転職を考えた方がよいのではないかというのが私の結論です。
  ・簿記1級も良いが、できれば数年かけて税理士試験の2科目ないしは3科目合格を目指す
  ・実務上で部下や後輩の育成に努めて、コミュニケーションスキルを磨きマネジメントの基盤を築く
  ・35歳前後で上記2点の目標が達成されて尚かつ金融業界へのこだわりがあれば転職活動に踏み切る
こんな転職プランが考えられます!
業界・企業規模 金融業界を希望しておるのであればそちらを優先して下さい。
企業規模は現在の企業が350人レベルなので大企業よりも中小企業の方が良いのではないかと思います。
職種・ポジション 一貫して経理財務の職種で転職すべきでしょう。
時期 キャリアアップを考えて急いで転職するのではなく、あと数年キャリアを磨いてからでも遅くはないと思います。
予測年収 現状の年収の範囲は500万円〜800万円でとなっていますが、今後税理士試験で 2科目ないしは3科目取得されれば、転職時の年収は1〜2割アップは期待できるでしょう。
ここが活かせる!
キャリアの強み
経理を核とした約7年間にわたる実務経験及びSAPの経理システム導入プロジェクトに関わった経験。
要対策!
キャリアの弱み
経理に関する業務は一通りこなしてきているようなので、今後は財務寄りの実務経験を積むことと、部下の育成を通じてマネジメント経験ができることが望ましいと考えられます。
転職するなら今!これまでのご経験を活かして新しいフィールドに挑戦しましょう。
株式会社ジェイエイシー ジャパン
大城 昌孝
経理・財務・人事・法務など、管理部門系の職種を専門とする管理部門スペシャリストチーム28名のマネージャー。「転職はオーダーメイド」。ご登録者のみなさんの仕事に対する価値観や今後のキャリアビジョンについて、一緒に考えていきたいと思います。
希望・相談内容へのアドバイス
ご年齢のことを気にしていらっしゃるようですが、同じ30代でも早ければ早いほど未経験の分野に挑戦できる可能性も高くなります。今回のご転職においては、これまでとは異なる業界および職種をご希望とのことですので、早い段階で積極的に活動されることをお勧めします。
また、会計士や税理士の資格をお持ちであれば、ご転職活動をされる際に「プラスアルファ」の要素になることは間違いありません。しかしながら、これから挑戦される業界・職種において未経験であるという点は、資格では払拭できません。資格取得に数年間の時間を要することを考慮すると、上述の通り早めの活動をされることによるメリットの方が大きいでしょう。
キャリアプランへのアドバイス
一般的には未経験者にも広く門戸が開かれているかのように言われているコンサルティング業界ですが、実際にはかなり厳しい採用活動が行われているのが現状です。求人数はここ数年増加傾向にありますが、採用基準が高く未経験でのご転職活動となると思うように進まない可能性も考えられます。

しかしながら、これまでの幅広いファイナンスのご経験・知識を活かして、コンサルタントとして活躍される場が無いわけではありません。同じコンサルタントの求人でも、求められる要件は常に一定ではありません。募集時期や他の候補者の方のご経歴等によって変化していくものです。したがって、チャンスを逃さぬよう積極的にエージェントに登録・活用し、リアルタイムの求人状況を把握されることをお勧めします。

また、M&Aに関しても同様です。コンサルタントより求人数が少なく企業が求めるスペックも限定的なので、より間口がせまいかもしれません。なお、大手金融機関では様々なポジションで通年採用を行っています。経験を活かして金融業界での経理職であれば、ご希望に沿うポジションもきっと見つかると思いますので、その観点からもお探しになってはいかがでしょう。

仮に経理職でのご転職活動を視野に入れられるのであれば、今回のご転職では「よりマネジメント能力を身につける企業・ポジションであるかどうか」を主眼において転職活動をしていただくと良いかもしれません。経理担当者としてのスキルは充分にお持ちであると存じますので、今後は実務よりもマネジメント寄りの業務に携わることによって、ご経験を活かしてさらに業務の幅を広げ、人材育成や組織管理のご経験を積むことも可能になります。
こんな転職プランが考えられます!
業界・企業規模 金融業界およびコンサルティングファーム、シンクタンク経理職であれば大手企業でも十分可能性があるでしょう。
コンサルタント・M&A等であれば、最初から大手を狙うよりも中小規模で未経験でも受け入れてもらえる企業を探すことが得策です。もし大手を希望されるのであれば、そこで経験を積んでさらにステップアップを目指される方が可能性は高くなります。
職種・ポジション ・コンサルタント
・金融業界総合職/専門職
・経理(マネージャー候補)
時期 なるべく早く
予測年収 500万円〜700万円程度
特に、これまでご経験されてきた経理ポジションでのご転職の場合には、現年収を上回る年収でのご転職が可能でしょう。
ここが活かせる!
キャリアの強み
・経理業務における多岐に渡るご経験
・税務の知識
・マネジメントのご経験
・システム導入プロジェクトのご経験
要対策!
キャリアの弱み
・ご希望の業界、職種ともに未経験である
相談内容・キャリアプラン コンサルタントの回答