公開キャリア査定のトップに戻る
公開キャリア査定
営業系職種
営業/男性
今までの営業経験を金融業界で活かしてみたい!
M.H.さんのケース
業種 メーカー
職種 営業
26歳・男性
鹿児島大学
現在年収:300〜399万円
相談内容・キャリアプラン コンサルタントの回答
金融業界を希望されるなら、今のご年齢、タイミングがチャンスです。
アデコ株式会社
小野澤 直美
日系大手金融機関の国際業務部門で14年、日系エグゼクティブサーチ、人材紹介会社を経て現職。自身の金融業界経験、ネットワークを活用し、金融系スペシャリストのキャリアコンサルティングを担当。
希望・相談内容へのアドバイス
これまでの3年間で身に着けてこられた営業力、目標達成力には、だいぶ自信が持てるようになったことと思います。新規開拓という困難も多い業務を通じて、顧客のニーズを見出す或いは引き出すスキルも身についておられることと思います。したがって、新たな分野でのチャレンジは今後のキャリアにとって大きな意義があるでしょう。
一般的には、異業界から金融業界へ転ずることは難しいと考えられています。しかしながら、最近の金融業界では、30歳以下の方々に対する求人ニーズは非常に高まってきています。あなたの営業力が金融業界で発揮されることに期待をかける企業は、少なくないと言えます。

したがって、金融業界にターゲットを決めておられるあなたにとって、今がアクションを起こす絶好のチャンスです。
キャリアプランへのアドバイス
希望のキャリアプランについては、1年後、3年後、5〜7年後と、区切って考えてみられるとよいでしょう。

異業界で新たにスタートすれば、当初は学ぶべきことも多く、ご自身が描いておられるとおりの成果があげられないことや、壁にぶつかるようなこともあるでしょう。転職にあたって、熱意と行動力だけで走り出すと、そういう場面で冷静に考えることが難しいものです。そこで、短期的な目標、中長期的な目標をきちんと定め、その局面ごとに「自分にできること」「やってきたこと」「これからやりたいこと」を具体的に洗い出すことをおすすめします。そうすることで、着実な成長が可能になることでしょう。

また、ご自身が考えておられるキャリアプランの1番目については、営業として対象顧客、対象商品分野、手法についてイメージをお持ちですし、金融機関としても、まずは手がけていただきたい業務のひとつです。
2番目については、これまでご経験のある法人を対象顧客とする業務という強みがあります。とはいえ、ニーズは潜在的なものも含めると非常に幅広く奥深いものであり、「リスク」をどのように捉えるか、また商品・サービスとして提供できる内容についても、まだ漠然としている点が多いようです。

したがって、まずは、直近の目的として金融機関に入社すること、そして金融知識なども身につけ、実際に個人営業で成果をあげるということに集中するべきでしょう。その次の目標として、金融機関としての法人顧客対象のビジネス、リスク関連商品というものについての理解(理系のバックグラウンドが生かせる可能性大)を深め、より具体的なご自身のキャリアアップとして考えるのがよいでしょう。
こんな転職プランが考えられます!
業界・企業規模 まずは、日系金融機関(銀行あるいは生損保)で、金融知識を身につけるとよいでしょう。金融規制緩和に伴い、銀行という業態が保険商品、証券を含む金融商品を一番幅広く取り扱うことができますので、ご自身の金融業界での基盤作りとしては最適と考えます。
将来的には、成果主義が非常に明確である外資系金融機関に転じられる可能性もでてくることでしょう。
職種・ポジション ・リテール営業職
・総合職(第二新卒枠)
時期 離職期間が半年を超えていますので、公認会計士試験受験が終わり次第、できるだけ早く行動を起こされることをお薦めします。金融業界の新卒採用も'07年卒から大幅に増加していますので、30歳未満の人材に対するニーズもそう長くは続かないと考えられます。
予測年収 日系金融機関であれば、
総合職(第二新卒枠)の場合の初年度年収:400〜450万円
リテール営業職の場合:360〜400万円+実績に応じたインセンティブというところでしょう。
ここが活かせる!
キャリアの強み
・営業職としての対人折衝力、目標達成意欲とこれまでの達成実績。
・会計知識
公認会計士試験に合格できればベストですが、学んだことは希望していらっしゃるキャリアにとって、非常に役立つはずです。
要対策!
キャリアの弱み
・離職済みである点
前職を離職した理由、金融業界での「営業職」をめざすににあたりなぜ公認会計士資格を目指すことにしたのか、といった点について明確な説明が求められる可能性が高いので、整理しておかれる必要があります。
・将来、外資系企業を希望するようであれば、英語力をより磨く必要があります。
未経験で金融業界へ転職するのであれば証券会社を考えてみて下さい。
株式会社アステージ
牧田 麻里子
金融業界(邦銀・外資系)の採用動向については、人材コンサルタントをはじめてから集中的に学び、ウォッチしてきています。現場情報・動向など、いろいろな引き出しがあるので、何でも聞いて下さい。
希望・相談内容へのアドバイス
まずは、銀行・損保に興味がおありとのこと。邦銀の状況をもとに、キャリアプランを踏まえてお答えさせていただきます。

1.について(邦銀リテール営業)
今の段階では、邦銀において金融業界以外からの中途採用の門戸は狭いと言えます。よって、現時点ではこのキャリアパスは厳しいと思います。ただし、邦銀各行も人材の確保には苦慮しており、他業界からの採用を真剣に検討している段階だと感じています。したがって、この秋以降にチャンスが訪れる可能性もあり、継続的にウオッチしてゆくことは大事です。
あと問題になる点は、離職していることです。公認会計士の試験を在職のまま合格する技量があれば、かなり有望となりますが、退職しているという部分がネガティブに作用する可能性は高いです。試験の進捗状況とご自身のキャリアプランをしっかり一本化して、あたって砕けろでチャレンジするしかないと思います。

2.について(邦銀の法人営業)
幅広い企業がリスク管理(金利、為替、クレジット)に、デリバティブ商品を活用しております。その際、高い数学の知識を有することは大きなアドバンテージになります。しかし、ファイナンスや金融商品の知識なしに数学だけを理解できても、実戦では使えません。また、法人のリスク管理に関するコンサルティングは最も難易度の高い部署でもあります。従って、異なる業界からいきなりこのポジションを狙うのは、かなり難しいと考えます。このキャリアパスは厳しいです。
キャリアプランへのアドバイス
まず、金融業界で営業を希望されるのであれば、証券会社を考えてみては如何でしょうか?銀行に比べて、門戸は広くとられている状況です。また、リテール営業であれば、扱う商品の数や幅は、証券会社の方が圧倒的に多く、自分の力量次第では(特に数学を活かした営業スタイルなど)新しい営業スタイルを築くこともできると思います。これからは、そうした数学的な裏づけを持った営業スタイルも必要になると考えられます。それに加えて、税務面の知識が豊富であれば、強力な武器を持つ営業担当者になることができます。

それから、公認会計士の資格ですが、ぜひがんばって最短期間で合格して下さい。離職期間が長くなるとどんどん不利になると思います。できれば、早く再就職して、働きながら勉強されるのが良いのでは、と考えます。私が考えるもうひとつのキャリアパスとしては、公認会計士事務所への再就職というステップです(できればある程度大きなところ)。下積みとはなりますが、まさに働きながら勉強することができるという点で、お勧めします。そこで、公認会計士の試験合格と実際の実務面のいろはを学んだ上で、金融業界へ再チャレンジという点もあると考えられます。
こんな転職プランが考えられます!
業界・企業規模 ・証券会社(大手、中堅)
・公認会計士事務所(中堅)
職種・ポジション リテール営業
時期 すぐにでも。
予測年収 350〜400万円 400万円以上は難しいと思います。
ここが活かせる!
キャリアの強み
営業として、実績をあげてきたこと。これを基盤に、早い時期に金融業界に転職し、リテール営業として活躍する(=営業のいろはを学ぶ)ことが大事です。また、公認会計士(又は、税理士)を取得し税金面に明るいということになれば、さらに評価は高まります。
要対策!
キャリアの弱み
・離職したこと → 早い時期の再就職が大事です。
・金融業界経験がないこと → 証券業界をターゲットにしてはいかがでしょう。
相談内容・キャリアプラン コンサルタントの回答